WordPress の最新テーマのひとつである Twenty Twenty-Four。テンプレートがフラットに並んでおり、投稿や固定ページなどでどのように使われるのかがわかりにくい。
まずコンテンツとして、投稿と固定ページがあるわけだが、これらに付随するタイトル、サイドバー、広幅画像というアイテムの有無によってテンプレートが異なる。2 種類のコンテンツそれぞれに 3 種類のアイテムの有無を掛け合わせると、論理的には 16 種類のテンプレートが必要になる。
ただし Twenty Twenty-Four では、タイトルが無いものは固定ページだけであり、さらにタイトルが無い固定ページにはサイドバーもない。また広幅画像があるものは、タイトルあり、サイドバーなしの固定ページに限られる。これらの条件のもとに、主要なテンプレート 6 種類がテーマを構成している。
これらの他にまず WordPress のサイトのフロントページのテンプレート、それが存在しない場合に適用されるブログホームのテンプレートがあり、さらに検索結果、404 Not Found、すべてのアーカイブ、の 3 種類のテンプレートが独立して存在する。
最後に上記テンプレートのどれにも当てはまらない場合に適用される
フォールバックテンプレートとして、インデックス・テンプレートがある。
以上をまとめると、Twenty Twenty-Four のテンプレートは最大 12 種類となる。ただしテーマにはフロントページは含まれていないため、プレーンな Twenty Twenty-Four は 11 種類のテンプレートで構成されている。
これらのテンプレートは、アイテムを多く含むものほど目的に特化したものと考えられるので、特化したものから一般的なものへフォールバックするものとして構造化できる。
最上位には、投稿と固定ページのトップとして以下の3つが並ぶ。
- 投稿(タイトル・サイド)
- 固定(タイトル・サイド)
- 固定(タイトル・広幅画像)
これと並列するものとして、以下の4つがある。
- フロント
- 検索結果
- すべてのアーカイブ
- 404
これらと最上位として、アイテムが少ないものが上下関係を構成する。
・投稿(タイトル・サイド)—- 投稿(タイトル)
・固定(タイトル・サイド)—- 固定(タイトル)—- 固定
・固定(タイトル・広幅画像)/
・フロント —- ブログホーム
・検索結果
・すべてのアーカイブ
・404
最後にこれらすべてのフォールバックとしてインデクス存在する。
・投稿(タイトル・サイド)— 投稿(タイトル)—————- \
・固定(タイトル・サイド)— 固定(タイトル)– 固定— インデクス
・固定(タイトル・広幅画像)– /
・フロント — ブログホーム ——————————————- /
・検索結果 —————————————————————— /
・すべてのアーカイブ ———————————————— /
・404 ———————————————————————- /
テーマをカスタマイズしたテンプレートを追加しなければ、すべて Twenty Twenty-Four のテンプレートが使われる。投稿に対するテンプレートの選択は、投稿のなかの設定から行うことができる。デフォルトでは、サイドバーのない個別投稿が選択される。